Mehndi(メヘンディ)はインドの言葉(ヒンディー)でHenna Tatoo(Henna Body Art)のこと。
砂漠に育つヘナという植物の葉のペーストで描くボディアートです。
肌の角質を染めるので、個人差はありますが、1週間〜3週間で自然と消えていきます。
手や足など角質の多い場所は濃く染まり2〜3週間持ちますが、
顔や胸元などの角質の薄い場所は染まりも薄く、1週間〜10日ほどで消える場合もあります。
インドではおしゃれとしてだけではなく、結婚式で花嫁が「幸福に暮らせますように」という願いを込めて描くものです。
これは「MEHENDI(メヘンディ)」と呼ばれ、他にも「毎日を元気に過ごせるように」「良い出会いがあるように」「仕事がうまくいくように」というふうに、
おまじないやお守りのような存在で親しまれています。
その他にも描かれる絵柄・模様によって金運や幸運などさまざまな意味があり、
絵柄に願いをかけ、自分を勇気づけたり、元気付けるのがメヘンディなのです。
メヘンディの特徴はその模様と意味にあります。
全部で数十種類のモチーフがあり、それぞれに恋愛運や金運アップなどの願いがこめられています。
メヘンディワーカー田中愛子は、一つ一つの模様に意味のあるインド式と、流れるデザインが美しいアラビア式を組み合わせて、
一人ひとりのその日の気持ちや雰囲気に合わせてデザインをアレンジしています。
いくつかの願い事を組み合わせて描くこともできます。
決まったデザインを写して描くのではない、 自分だけのメヘンディを楽しんでいただけます。
メヘンディを描くのにかかる時間は5分〜15分ほど。乾燥するのにプラス15分ほどで出来てしまいます。
メヘンディの染まりは個人差があり、体の部位、描く状況にも左右されます。
体温や気温が高いほど濃く染まります。ヘナは角質に染まるので、古い角質は取り除いてから描くほうが長持ちします。
角質の多い手先や足先は濃く染まり、皮膚のやわらかい胸元や二の腕は薄く染まって消えていくのも早いです。
ヘナペーストを肌に乗せるように描いていきます。
よく「痛くないのですか?」と聞かれますが、痛いことは何もありません。
天然のヘナが持つ鎮静作用で、少しひんやりして気持ち良いくらいです。
描きあがりました。チョコレートのデコレーションのように肌にぷっくり乗っています。
肌にのせたヘナペーストをドライヤーである程度乾燥させていきます。
肌にヘナペーストを長い時間置くほど濃く染まるので、暖かい日や夏は時間をかけて自然乾燥するのもいいですね。
表面が乾きました。中はまだ柔らかい状態なので、30分ほどは強く押さえないようにしましょう。
乾いたヘナペーストが落ちないように模様の上から保護テープでカバーし、模様が定着するのを待ちます。
描いたその日は水に溶けやすいので、お風呂はヘナペーストをはがして5時間以上は後にしましょう。
できれば翌日の朝以降にするほうが色が長持ちします。
2時間〜24時間ほど置いてから保護テープをはがし、乾いたヘナペーストを手でポロポロと落とします。
指やバターナイフなどを使って、ポロポロと簡単に落とせます。
翌日はオレンジがかっています。
だんだんと酸化し、3日目には自然な茶色になります。
メヘンディの魅力のひとつは消えるということ。
体になじみながら、徐々に模様が消えていくボディーアートです。
インドではお守りとして親しまれていて、消えていくまでにその模様に込めた願いごとが成就するのです。
メヘンディはだいたい10日〜14日で消えます。
100%天然のヘナは生活環境や、体質、年齢にとても敏感です。人によっては、消えてしまうのが早まったり、遅くなったりします。
描いた翌日はオレンジ色がかって染まっています。 2〜3日かけてだんだんと茶色が濃く変わっていきます。
3日目:一番濃い茶色です。 6日目:やや薄くなってきました。
12日目:だいぶ薄くなりました。 14日目:すっかり消えてしまいまうと少しさみしく感じます。
紹介文。
ヘナ(Henna・ヘンナ)はインド、スリランカ、イラン、ネパール、イラク、パキスタン、アフリカ、モロッコなど、熱帯地方で1メートルから3メートルほどの高さまで育ち、
学名を"Lawsonia inermis"、和名を指甲花(シコウカ)というミソハギ科の植物です。
葉にはタニク酸が入っていて、自然染色する性質を利用し、染料として使用されています。
葉の部分を粉末にしたものがヘナパウダーです。
メヘンディ(ヘナアート・ヘナタトゥー・ヘナペインティング)はヘナパウダーに水や紅茶、コーヒーなどを加え、ペースト状にして描きます。
ヘナと人の歴史は古く、かつては古代時代から愛用されています。
花はオイル、香水として使われて、葉はヘアトリートメントやヘアカラー、爪のマニキュアとして使われ、
日焼け止め、抗菌、殺菌、やけど、発熱、頭痛、不眠、老廃物の排泄、皮膚病など、医学的治療のための薬剤として使われてきました。
ヘナの染料としての成分(ヘンノタンニン酸)が、肌の角質を染色するのがメヘンディ。
私は最高級とされるインドのラジャスタン州のヘナの粉末を使用しています。
今、整髪などでもヘナが注目されているように、ヘナは非常に体にも優しい植物成分だということ。
化学物質なのど混ぜ物は一切しない天然成分100%なのでご安心下さい。
*植物へのアレルギー反応を起こしやすい方は、天然のヘナの酸性成分に反応し、腫れ、かぶれ、かゆみなどが起こる場合があります。
最近、海外でメヘンディを体験した方から「もっと黒く染まったよ」「1ヶ月以上、肌に残ってたよ」という話を聞きます。
でもちょっと待って。
純粋なヘナは安全ですが、化学物質と混ぜるとヘナの作用に皮膚や髪が反応してしまうので注意が必要です。
肌に合わない人はかぶれたり、色素沈着して何年たっても消えなくなってしまったりします。
天然100%のヘナではオレンジ〜茶色にしか染まりません。
角質の再生とともに色が落ちるため、1週間〜3週間で消えていきます。
ブラックヘナを取り扱っている人にはその危険性を知らずに使っている事が多いのも事実。けっして体にいいとは言えません。
市販のヘナペーストにも防腐剤や安定剤、保存料が含まれていることが多いです。
化学物が入ったヘナは発ガン性の危険性や皮膚にダメージを与えるとも言われています。
ヘナには古くは3000年〜4000年の歴史があるといわれています。
インドでは医学的に発展し、いまでも様々な皮膚のトラブルの塗り薬として親しまれています。
結婚式では必ず幸せを願うメヘンディが施されます。
ヒンドゥー神話に伝わる吉祥の女神ラクシュミーが好む植物といわれることから、濃く染まるほど、相手から愛され、幸せになれると言い伝えられています。
女神パールバティがシヴァ神の気を引くために全身にメヘンディを施したという神話もあります。
ブッダはヘナを体に塗って瞑想にふけったとも伝えられています。
エジプトでは口紅やマニキュアなどの化粧品として発展しました。
ピラミッドにはヘナアートを描く女性の壁画があります。
防腐剤としても使われ、ミイラの包帯もヘナで染められているのでオレンジ色をしています。
クレオパトラはヘナの花の香りを好み、香水や入浴剤として愛用していました。
ヘナの葉も入浴剤として使い美肌効果を得ていました。
このような歴史から、ヘナは今日においても精神的な側面を持つようになったのです。
インド伝統のメヘンディモチーフにはひとつひとつ意味があります。
花は感謝、ペイズリーは充実、ピーコックは幸せを運ぶなどです。
インドでは女性のファッションとして日常的に描かれますが、特に結婚式にはメヘンディワーカーの手によって繊細なブライダルメヘンディが施されます。
両手両足にレースの手袋のようにかかれるメヘンディは、結婚生活が幸せなものになるように願って描かれます。
左右対称のデザインや直線的なデザインが多く見られます。
アラビアではお祭り、結婚や出産、病気回復のお祝いのときに、神様への感謝の気持ちを込めてヘナアートを描きます。
両手に大胆なラインで、流れるような花柄を描きます。
エジプト、モロッコ、スーダンなどの北アフリカでは、魔よけや厄除けの意味でヘナアートを描きます。
また、砂漠の強い日差しから肌を守る日焼け止めとしてや、角質ケアのために足の裏にヘナを塗ったりもします。
1組につき5000円以上の施術からご予約承ります。
お友達同士2〜3名の合計が5000円以上でもOKです(^-^)
*以降は+5cmごとにプラス¥1,000
■なぞり描きサービス■
あまりにも染まりが薄かった場合は、
一週間以内にお越しいただければ無料でなぞり描きいたします。
また、染まりはよかったがもっと長持ちさせたい場合は、
二週間以内でしたら半額でなぞり描きいたします。